弁護士 Nieda Kohei
略歴 2005年 兵庫県立神戸高等学校(理数コース)卒業
2010年 同志社大学法学部法律学科卒業
2012年 神戸大学法科大学院修了ハーグアカデミー(国際私法)修了
2013年 弁護士登録(66期)
2016年 法律事務所かなめ(現 弁護士法人かなめ)入所
所属 大阪弁護士会
著作権法学会
弁護士知財ネット
好きな言葉 今日も、生涯の一日なり
雲外蒼天

INTERVIEW

経歴は?

自身も予定しない独立でした。

平成25年に弁護士登録し、現在6年目です。平成28年の4月、かなめが設立されて半年という時期に加入させてもらいました。
弁護士としていつ独立するのが一般的か?と聞かれれば、5年、10年という期間になるのかもしれません。
当時は、自分がそうした早い時期に独立をするなど想像もしていませんでした。

かなめに誘われたときどう思った?

なんて無謀なチャレンジをしているのだろう、というのが第一印象でした。

事務所を立ち上げるというだけでも大変な苦労があるはずですが、設立後すぐに人員を増やしていくという余力があることにも、驚きがありました。
誘ってくれたのは、大学とロースクールの同級生の米澤でした。試験勉強を一緒にしていたこともあり、器の大きな信用できるやつという印象でした。そのときの仕事に充実感がありながらも、他方でそれでよいのかという悩みがあった中でしたから、彼に誘われたということが素直に嬉しかったのを覚えています。
畑山からは、「どれだけ立派な事務所や企業にも、始まりとその先の歴史がある。変化するこの時代に、自分たちで歴史を作っていくことに挑戦したいから、一緒にやってみないか。」と言われ、そそのかされました。人に好かれるのが得意そうな人だなあ、と思いました(笑)。
畑山は色んな人から信頼されそうだな、米澤は事務所を盛り立てていくんだろうなと、事務所の良い空気を感じていました。

なぜ一緒にやろうと決めた?

スタッフそれぞれがお互いを補える環境があると思えたから。

一人一人の経験が不十分な場面でも、お互いの長所でそれぞれが積極的に補完し合えると思えたことが決め手です。
自分たちの不足を補い、長所を伸ばしていくのは、信頼関係のある集団で役割を分担してはじめて実現できる事柄のように思います。かなめには、まさにその好循環を積極的に生み出していこうという気概がありました。

 

また、特に何の根拠もありませんでしたが、この事務所は何かすごいことをやり遂げる事務所になる、それが出来るならやってみよう、と思うようになりました。
良く言えば、素晴らしいパートナーに偶然声をかけられたと思った、悪く言えば、勝ち馬に乗れるチャンスと考えたのでしょうか(笑)。
市場の変化に敏感な若い集団だからこそ、これからの時代に適した組織を作り上げていこうと、畑山と米澤の熱意に迫力を感じたのを覚えています。
色んな思いがあいまって、これで失敗しても後悔はないな、と腹を括ったような気持ちでした。

得意な仕事は?

緻密な調査や分析をもとに限りなく正解に近い答えを導き出す仕事が得意です。

訴訟、交渉、契約書のレビューなどを幅広く担当しています。方針の決定が難しい案件や、緻密な調査・分析を必要とする案件を任せてもらっています。
最近では、技術の進歩や社会の変化に伴って、既存の枠組では解決が難しいような法的課題に取り組む仕事も増えてきています。
一見して答えのない問題、誰も考えたことがないであろう問題に、正解(らしきもの?)を示すことができたとき、ああこの仕事を選んでよかったなあ、と思えます。

趣味は?

仕事にも活かせる本や勝負事を学べる将棋です。

本を読むことと、音楽を聴くことです。
事件に関係するものもあれば、流行りの本や昔の名著とされるものにも触れなくては、と思っています。
最近では、将棋の本などからも、勝負事にとって学ぶことがたくさんあります。
皆さんも、名棋士・羽生善治九段はご存知かと思います。羽生さんの書かれた「上達するヒント」には、もちろん将棋の上達法が書かれているのですが、上手く指すために必要な、大事な場面の一手の「意味」や「価値の高さ」が解説されていることが印象的です。

 

将棋というと、何手先にはこうなってこうなって…と考えるという、いわゆる「読み」だけが大事だと思われがちですが、実はそうではありません。現代のどれほど優れたAIも、そうした「読み」だけで人間に勝っているのではないようです。
「読み」ではなく、盤面のどの箇所を大事にするのか、どういう勝負にしたいのかという、まさに一手ごとの「意味」や「価値の高さ」を考えることの重要性を、羽生さんは説いています。
なぜ将棋が1000年続くゲームとなったのか、その奥深さを知るにはまだまだ時間がかかるかもしれません。

大切にしていることはある?

表面上だけでなく、問題の背景まで丁寧に読み取ることです。

依頼者の皆さまにとって大事な局面を預かるからこそ、問題の背景まで丁寧にお伺いした上で、全力で取り組むことを大切にしています。
依頼者の利益を守るというときに、依頼者自身が重要視していなくとも先回りして配慮しておくことが、専門家の役割であり、提供したいと考える価値でもあります。本当に依頼者の皆さまの為になることは何かを常に考え、行動するよう心がけています。
と、ここまで書くと何だかとても偉そうに聴こえますが、最も大切なことは、依頼者を含め、社会から信頼されることだと思っています。信頼されずに良い仕事が出来るはずがありません。

 

分かりやすく説明すること、迅速に行動すること、社会の変化に対応すること。何をするにも、信頼していただくことの大切さを、常に頭に叩き込んでおきたいと思います。

嫌いな食べ物

あの食感だけは、いくら頑張ってもだめなんです。

マシュマロを食べることができません。あの食感だけは、なぜか受け入れられないのです。

自分はかなめの「〇〇」だ

工場長と呼ばれていますが、ホントはこの呼名が気に入っていません。

事務所内では工場長などと呼ばれることがあります。割りと心外です(笑)。
まだまだ力を付けなければと思いますし、そもそもかなめの外に目を向ければ、おそらく私は職人気質と呼ぶには程遠いくらい、柔軟な考え方でいるように思うのですが。。この際、この呼び名は無くなればいいのにと思います(笑)。

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